「スマホが突然圏外に!?」偽基地局による新手の詐欺に注意!日本人も標的にされる時代へ

スマートフォンが突然圏外になり、見覚えのないSMSが届く――。そんな不気味な現象が、日本国内でも実際に確認され始めています。原因は、不正に設置された「偽基地局」による新たなサイバー攻撃です。

SNSでは、2024年4月ごろから「スマホが急に圏外になった」「怪しい中国語のSMSが届いた」などの報告が相次いでおり、特に5月には総務省が公式に注意喚起を発表する事態にまで発展しました。

この手口では、「偽の基地局」にスマホを意図的に接続させ、フィッシング詐欺や不正サイトへ誘導するSMSを送信することが目的とされています。SMSの内容は多くが中国語で、偽サイトに誘導してクレジットカード情報やログイン情報を抜き取るフィッシングのほか、オンラインカジノなどへの誘導が主な内容とされています。

なぜ、通常であれば信頼できる通信網しか使わないはずのスマホが、偽基地局に接続されてしまうのでしょうか? ここで問題となるのが「IMSIキャッチャー」と呼ばれる特殊な装置です。

IMSIキャッチャーは、もともと2Gと呼ばれる旧世代の通信方式を模倣し、スマホに古い電波を送ることで意図的に接続させるというもの。現在主流の4Gや5Gでは、基地局とスマホの間で相互認証が行われるため、こうした攻撃は通用しないはずです。

しかし、スマホには「通信が弱いときは、つながりやすい電波に自動で切り替える」という設計があります。この仕様を悪用し、4Gや5Gの電波を妨害しながら2Gの電波を発信することで、スマホをだまして偽の基地局に接続させるのです。

IMSIキャッチャーは、本来は警察などが捜査目的で使っていたものですが、近年ではこうした技術が悪用され、一般人が標的にされるケースが増えています。特に、日本人が使うスマホも対象にされていることから、今後さらに手口が巧妙化する可能性も否定できません。

現在のところ、携帯各社も総務省と連携して対策を強化しており、一般ユーザーには以下のような対策が呼びかけられています。

スマホ利用者が注意すべきポイント:

  1. スマホが急に圏外になった場合は、すぐに場所を移動し再接続を試みる

  2. 不審なSMSが届いた場合、絶対にリンクをクリックしない

  3. セキュリティアプリの導入やOSのアップデートを欠かさず行う

  4. 怪しい通信が頻発する場合、キャリアに相談する

サイバー攻撃は日々進化していますが、正しい知識と注意によって被害を未然に防ぐことは可能です。スマホを安心して使うためにも、こうした最新の脅威について知っておくことが今後ますます重要になってくるでしょう。

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